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「部屋が片付けられない、助けて」と思ったら|だらしないからじゃない、今日できる最初の一歩
「もう、自分ではどうにもできない、助けて、、」
部屋の中を見渡して、そう思ったことはありませんか。
片付けようと思ってゴミ袋を出したことはある。少しだけ手をつけてみたこともある。
でも、物の多さや散らかった部屋の景色を見た瞬間に、体が止まってしまう。そしてまた、片付けられなかった自分を責めてしまう。
結論から言うと、部屋が片付けられなくなるのは、だらしないからではありません。
心や体に余裕がなくなった時期があって、その積み重ねで今の状態になっているケースがほとんどです。
この記事では、片付けが難しい部屋の清掃を2,000件以上手がけてきたオカタシの中島が、片付けられなくなる理由、自力でできるかどうかの判断基準、最初の一歩の見つけ方、そして一人で無理なときに頼れる先をお伝えします。
「こんな部屋でも相談していいのかな」と迷っている方も、まずここから読んでみてください。
目次
部屋が片付けられないのは、だらしないから?
違います。2,000件以上の現場を見てきましたが、「だらしない人」の部屋なんて一つもありませんでした。
一つとして同じ現場がない。仕事が忙しくて手が回らなくなった人、体調を崩してしまった人、大切な人を亡くして気力がなくなった人。
どの現場にも、その人の生活があり、事情があり、そこに至るまでの時間があります。
外から見れば、ただ散らかっている部屋に見えるかもしれません。
けれど現場に入ると、急に生活が崩れたのではなく、少しずつ限界を超えていった経過が見えてくることが多いです。
「やる気がない」のではなく、「余裕がなかった」だけ
片付けられなくなる方に共通しているのは、必ずどこかに「消耗した時期」があることです。
仕事が極端に忙しくなった。体を壊した。精神的につらいことがあった。家族の介護や人間関係で、自分のことを後回しにするしかなかった。
そういう時期に、片付けは真っ先に後回しになります。当然です。生きていくのに必要なことを優先したら、部屋はどうしても後になる。
心や体が元気だったら、そもそも自分で片付けられることが多いんです。
片付けられていないということは、それだけのしんどさがあった証拠でもあります。
ここで自分を責めたら、さらに動けなくなってしまいますよ。
厚生労働省の「こころの耳」でも、ストレスを感じていると身体面・心理面・行動面に反応が表れることや、「ひどく疲れた」「何をするのも面倒だ」といった状態がストレス反応として紹介されています。
厚生労働省:こころの耳まず必要なのは、気合いを入れることではなく、「ここまでよく一人で耐えてきた」と認めることだと僕は思います。部屋の状態は、あなたの価値を決めるものではありません。
部屋が荒れていくのは、どんなパターンが多い?
現場で圧倒的に多いのは、「一度崩れると加速する」パターンです。
忙しくて片付けられない。部屋が散らかる。散らかった部屋を見て、さらに気力がなくなる。そして、もっと片付けられなくなる。
この悪循環に入ると、自力で抜け出すのがかなり難しくなります。
部屋が散らかっていると、休む場所のはずなのに、視界に入るものすべてが「やらなきゃいけないこと」に見えてしまいます。
床の荷物、積み上がった段ボール、洗っていない食器、出しっぱなしの服。
目に入るたびに、心の中で小さく責められているような気持ちになる方もいます。
もう一つ多いのが、「物が増え続ける」パターンです。
ストレス発散で買い物をする。届いた荷物を開けないまま積み上げる。捨てようとするたびに「もったいない」「いつか使うかも」と止まってしまう。
それと、現場に入るとよく見かけるものがあります。
まだ何も入っていないゴミ袋の束です。買ってきて、少しだけまとめて、そこで止まっている。
これを見るたびに、この人は片付けようとしたんだな、と思います。
やる気がなかった人の部屋ではないんです。途中で力尽きた人の部屋なんですよ。
2年間、誰も家に呼べなかったお客様の話
うちに連絡をくれた方の中に、「2年間、誰も部屋に入れていなかった」という方がいました。
宅配の荷物も「置き配」にして、できるだけ人と顔を合わせないようにしていたそうです。部屋の中はもちろん、玄関まわりを見られることにも抵抗があったと話してくれました。
その方が連絡してくれたきっかけは、体調を崩して入院することになったからでした。「退院後にここに帰ってくるのが怖くて」と。
片付けが終わった後、「こんなにきれいになるとは思わなかった」と泣いていました。
部屋がきれいになっただけで、表情がまったく違う。あの顔を見るたびに、連絡してくれてよかったと思います。
部屋を片付けることは、ただ物を捨てることではありません。もう一度、安心して眠れる場所を取り戻すことでもあります。
「片付けられない」と「捨てられない」は同じこと?
別のことです。そして、この2つを分けて考えると、次に何をすればいいかがはっきりします。
現場でお客様と話していると、「片付けられないんです」という言葉の中身が、人によってまったく違うことに気づきます。
一つは、手順が組み立てられないタイプ。
物を捨てること自体には抵抗がないのに、どこから手をつけて、次に何をして、というのが決まらない。だから動き出せない。
もう一つは、手放すのがつらいタイプ。
何をすればいいかは分かっている。でも、一つひとつのものを前にすると手が止まる。
この違いは研究でも指摘されています。上山明花らが2019年に東京学芸大学教育実践研究支援センター紀要で発表した調査では、散らかった部屋は「捨てられない」ことで散らかるケースと、「片付けられない」ことで散らかるケースに分けられること、そして両者では必要な支援の方向が変わる可能性があると指摘されています。
参考文献:上山明花・橋本創一・山中小枝子・李受眞(2019)「「片付けられない」と「捨てられない」の差異について」東京学芸大学教育実践研究支援センター紀要 第15集手順が組み立てられないタイプの部屋は、どこを見ればわかる?
物が机の上ではなく、床に置いてある部屋です。
うちのスタッフがよく言うんですが、片付けが止まっている部屋は、机やテーブルの上が意外と空いていて、代わりに床に物が広がっていることが多いんです。
「置き場所を考えてから置く」という工程が抜け落ちて、手を離した場所がそのまま定位置になっていく。
このタイプの方は、判断そのものは早いことが多いです。
仕分けの時に「これ、いります?」と聞くと「いらないです」と即答される。ただ、それを自分一人で最初から最後まで組み立てるのが難しい。
だから、誰かが横で手順を一緒に決めていくと、一気に進みます。
上山明花らの2019年の調査でも、このタイプについて「物を捨てることはできるのに、すぐに注意が逸れてしまって片付けを持続できない」と説明されています。
うちのお客様にも同じタイプの方がいて、「テキパキはできないけど、捨てるのは捨てられるんですよ」と話されていました。現場で感じていたことと研究の結論がほぼ同じで、正直ちょっと驚きました。
手放すのがつらいタイプは、何を「残す」と言う?
値段ではなく、記憶がくっついているものです。
現場で「これは残します」と言われるものが、こちらの予想と違うことがあります。
靴下だったり、100円ショップで買えるようなタッパーだったり。理由を聞くと、「親からもらったものだから」と言われる。
そのものの値段ではなくて、そこにくっついている記憶を手放したくないんですよね。
このタイプの方に「思い切って捨てましょう」と言っても、たぶん逆効果です。手放す量を減らして、判断を先送りできる仕組みを作った方が進みます。
そしてもう一つ、このタイプは物が家の外まで溢れやすいという特徴があります。
上山明花らの2019年の調査でも、捨てられないことで散らかっている場合は物の量が圧倒的に多く、家の外まで溢れて近隣から苦情が寄せられると指摘されています。
玄関前やベランダにまで物が出ている状態なら、こちらの要素が強いと考えていいと思います。
自分がどちらのタイプか、どう見分ける?
明らかなゴミだけを、10分間拾い続けてみてください。これで分かります。
空のペットボトル、食べ終わった容器、レシート、壊れたもの。迷う余地のないものだけを袋に入れていく。
10分続けられたなら、手順のタイプです。判断を減らせば動けるということなので、範囲を区切って進めるやり方が合います。
途中で「これは取っておこうかな」と手が止まってしまうなら、手放すことのハードルが高いタイプです。この場合は、捨てる判断を後回しにできる仕組みから作った方がいいです。
両方に当てはまる方もいます。むしろその方が多いかもしれません。それでも、どちらの要素が強いかが分かると、打つ手が変わります。
物を手放すことへの不安が強い場合は、ためこみ症のチェック方法をまとめた記事もあります。
自力で片付けられるかは、どこで判断する?
正直に言うと、部屋の見た目では判断できません。見るべきは「物の種類」と「今の自分の状態」の2つです。
「どこから手をつければいいかわからない」は危険なサイン?
はい、要注意です。この状態が続いているなら、一人でやり切るのはかなりしんどいと思ってください。
片付けはマルチタスクなんです。「これは捨てる・残す」の判断をしながら、「どこに置く」を決めながら、「次は何をやる」を考えながら進める。頭も体も同時に使う作業です。
消耗している状態でこれをやると、10分で止まってしまうこともあります。そして「また片付けられなかった」とさらに自分を責める。それが続くと、片付けること自体がつらくなってしまいます。
一人でできる部屋と、難しい部屋の違いは?
自力でいける可能性が高いのは、物の種類がシンプルな部屋です。
たとえば、洋服が中心の部屋。脱いだ服がそのまま床にたまっているタイプは、大きめの袋にどんどん入れていけば体積がかなり減ります。見た目の圧は強くても、実は減らしやすい。
紙類が多い部屋も進めやすいことがあります。不要なチラシ、古い封筒、空き箱をまとめるだけでも、床の見え方が変わります。
一方で難しいのは、食べ物系のゴミが多い部屋と、物の種類が多すぎる部屋です。
食べ物系は匂いの問題があります。ドアを開けた瞬間の重たい匂いの中で、一人で作業し続けるのは体力的にも精神的にもきつい。虫が出ている場合は、さらにハードルが上がります。
物の種類が多い部屋も大変です。服、書類、食品、思い出の品、家電、趣味のもの、未開封の荷物が混ざっていると、仕分けの判断が増えます。判断が増えるほど、時間も体力も消耗します。
そして、今の自分の状態です。体が動くか、判断できる余裕があるか。部屋の状態より、こちらの方が正直大事だったりします。
現場の感覚では、どのくらいから「重い」の?
生ゴミが片付けられなくなっているあたりが分かれ目です。
一度、お客様に「うちの部屋って、10段階で言うとどのくらいですか」と聞かれたことがあります。
うちのスタッフは「5.5くらいですね」と答えていました。社内に明確な基準表があるわけではないんですが、感覚としては生ゴミ系が5〜6です。
ここを超えてくると、自力でやりきるのは相当きつくなります。
逆に言えば、服や日用品が中心で、匂いも虫も出ていない段階なら、まだ一人でも戻せる範囲だということでもあります。
自力でやるなら、最初にどこを片付ける?
玄関です。ここから始めてください。
「物の種類がシンプル」「今の自分に少し余裕がある」と感じた方は、自力でやれる可能性があります。
ただ、一つだけお願いがあります。「全部きれいにしよう」は、最初から諦めてください。
玄関をすすめる理由は3つあります。
- 面積が狭いこと。部屋より圧倒的に小さいので、短時間で終わります。終われることが大事なんです。
- 判断が簡単なものが多いこと。段ボール、傘、届いたまま開けていない荷物。判断に迷わないものが集まっているので、手が止まりにくい。
- 毎日必ず通る場所だということ。家を出るとき、帰ってきたとき、必ず目に入ります。ここがきれいだと「進んでいる」実感が続きます。
ゴールは、段ボール1箱を置けるくらいの床を出すこと。それだけです。
少しでも床が見えると、次の一歩が出やすくなります。玄関が終わったら廊下、そのあと部屋、という順で進めていくのが現場でも一番スムーズです。
大事なのは、完璧に片付けることではなく、「今日はここまでできた」と終われることです。
全部やろうとして途中で止まるより、小さく終わらせた方がずっといいんです。
どうしても体が動かない時、何から始めればいい?
判断をやめて、明らかなゴミだけを拾ってください。これが一番効きます。
以前、お客様が「片付けようとするたびに、昔の自分の失敗が目に入る気がして、どうしても手が止まってしまう」と話してくれたことがありました。
部屋って、その人の後悔が見えてしまう場所でもあるんですよね。
買ったのに使わなかったもの、やろうと思って途中で止まったもの、片付けようとして失敗した跡。そういうものが目に入るたびに、心がしんどくなる。
だから片付けているはずなのに、心まで疲れてしまうことがあるんです。
捨てるかどうかの判断は、後回しにしていい?
いいです。むしろ後回しにしてください。
片付けが止まる最大の原因が、この「捨てるかどうかの判断」だからです。
一つひとつのものに対して「これ使うかな」「思い出があるな」「高かったし」と考えていたら、1時間で袋一つも進みません。
食べかけのもの、空き容器、レシート、壊れたもの。これだけを拾っていく。
「捨てるかどうか迷うもの」には触らない。
迷うものに手を出すと、そこで止まります。止まったまま時間だけが過ぎると、「やっぱり自分には無理だ」と感じてしまいます。
これだけで、部屋の見た目は変わります。見た目が変わると、少し気持ちが楽になります。
「全部やろう」をやめると動けるのはなぜ?
終わりが見えるからです。人間の脳は、終わりが見えないことに取りかかるのが苦手だと言われています。
部屋全体を見て「全部やらなきゃ」と思った瞬間に、体が止まってしまうことがあるんです。これ、意志が弱いからではないんですよ。
そこで「この角だけ」「この袋一つ分だけ」と範囲を決めると、終わりが見える。終わりが見えると動けます。
10分だけやる、と決めてタイマーをかけるのも効きます。10分経ったらやめていい。なんなら1分でもいい。それだけで始められる方は多いです。
よくある間違いは、「今日は一気に片付ける」と決めてしまうことです。気持ちはわかります。でも、いきなり大きな目標を立てると、できなかった時の落ち込みも大きくなります。
やる気が出るまで待たなくていいです。やる気がなくてもできるくらい小さくする。それが、止まっていた状態から動き出すコツです。
一人で無理なとき、誰に頼れる?
業者だけが選択肢ではありません。家族、自治体の窓口、医療機関、片付け業者と、状況によって合う頼り先は変わります。
家族や友人に頼む
信頼できる相手がいるなら、これが一番早いこともあります。ただ、「部屋を見られる」というハードルが一番高いのもこの選択肢です。
現場で「親には絶対に見せられない」と言われることは本当に多いです。無理だと感じるなら、無理をしなくていいと思います。
自治体の窓口に相談する
お住まいの市区町村の福祉課や生活支援課に相談すると、支援制度や専門機関を紹介してもらえることがあります。地域によっては、ボランティアによる片付け支援を受けられる場合もあります。
費用をかけずに動ける可能性があるので、一度問い合わせてみる価値はあります。どんな制度があるかは、こちらの記事にまとめています。
医療機関やカウンセリングを受ける
片付けられない状態が続く背景に、うつ状態や強い不安、発達特性が関わっていることもあります。
ここははっきり書いておきたいのですが、部屋が片付けられないことと、何かの診断がつくことは別のものです。部屋の状態だけで自分を診断しないでください。
ただ、「眠れない」「食欲が落ちた」「気分の落ち込みが続く」「集中できない」といった不調が一緒にあるなら、片付けより先にそちらを相談した方が結果的に早いことがあります。
生活全体が少し立て直せると、片付けにも手が届くようになる方は多いです。
片付け業者に依頼する
部屋の状態が重い場合や、退去日などの期限がある場合は、業者に頼むのが最も確実です。
物を運ぶだけでなく、捨てる・残すの仕分けごと任せられます。片付けが止まる原因が「判断の多さ」なので、そこを他人に預けられるのは大きい。
費用が心配な方もいると思います。うちは分割払いにも対応しているので、まとまった金額が今すぐ用意できない場合も相談してもらえます。
全部任せるのではなく、一緒に片付けることもできる?
できます。うちでは「オカタシwith」として、女性スタッフと一緒に片付けていくサービスをやっています。
「全部持っていかれるのは怖い」「自分でも関わりたい」という方は少なくありません。一人だと止まってしまう判断の部分だけ、横で一緒に進める形です。
全部お任せするのと、一人でやりきるのの、あいだの選択肢だと思ってください。
片付けた後、また戻ってしまうのはなぜ?
先に、あまり業者が言わないことを書きます。片付けはできても、片付けられるようになるわけではありません。
うちに「またお願いします」と連絡をくれる方は、実際にいます。1年くらいで元の状態に戻ってしまうんですね。
中には、「また誰かが片付けてくれる」と安心してしまって、前より物が増えているケースもあります。
だから、片付けた後の話を先にしておきたいんです。
物が入ってくる量は減っている?
戻ってしまう理由で一番多いのが、これです。
片付けは「今ある物を減らす」作業ですが、入ってくる量が変わらなければ、いたちごっこになります。ストレス発散で買い物をする習慣があると、どれだけ片付けても物は増え続けます。
減らすことより、入ってくる量に目を向けた方が、長い目で見て効きます。
物の「住所」は決まっている?
使ったものを元の場所に戻せないのは、そもそも「元の場所」がないからです。
物には住所が要ります。鍵はここ、リモコンはここ、と決まっていれば、戻す先を考えずに済む。
逆に住所がないと、手を離した場所がそのまま置き場になって、じわじわ床が埋まっていきます。
ただ、ここで収納をきれいに作り込もうとしないでください。それができるなら最初から困っていません。
コツは、使う場所の近くに住所を作ることです。鍵は玄関、リモコンはテレビの近く、充電器はベッドの横。
動線から離れた場所に住所を作ると、結局戻さなくなります。
全部の物に住所を決める必要はありません。よく使うものから順に、決まったものだけ増やしていけば十分です。
やる気に頼らず、日にちを決めてしまう
やる気ではなく、カレンダーで管理してください。
うちのお客様がやっていて「うまいな」と思った方法があります。
その方は夜勤のある仕事をされていて、生活リズムが不規則でした。スタッフと話す中で、「月に1回、何があっても帰ってゴミを捨てて掃除する日」を決めたそうです。第4金曜日は夜勤を入れない、と自分で決めた。
予定として先に押さえてしまえば、しんどい時期があっても月1回のリセットで持ちこたえられます。
ロボット掃除機が効くのはなぜ?
掃除してくれるからではなく、床に物を置かなくなるからです。
「明日走らせるから、床のものをどけておこう」という動きが自然に生まれます。床に物を置かない習慣は、片付けを維持するうえでかなり大きい。それを自分の意志ではなく、機械の都合で作ってしまうという発想ですね。
物量が多くて自分では追いつかないという場合は、月2〜4回の家事代行を入れて、種の段階で潰していく方法もあります。
どんな状態なら、業者に相談したほうがいい?
次のどれかに当てはまるなら、相談してもらった方が早いです。
- 食べ物のゴミやにおいがある
- 虫が出ている
- 床がほとんど見えない
- 何度片付けようとしても、10分くらいで手が止まってしまう
- どこから手をつければいいのか、本当にわからない
- 人を家に入れられない状態が長く続いている
- 退去、引越し、入院、家族の訪問など、片付けなければいけない期限がある
こういう状態は、気合いだけでどうにかしようとすると、途中で力尽きてしまうことがあります。
特に、においや虫がある場合、無理をして一人で作業すると体力的にも精神的にもかなり負担がかかります。
退去日や引越し日が決まっている場合も要注意です。「自力でやってみて、無理だったら頼もう」と思っているうちに、時間がなくなってしまうケースを何度も見てきました。
当てはまらなければ、相談してはいけない?
そんなことはありません。上のどれにも当てはまらなくても、「片付けがしんどいな」と感じているなら、それだけで相談していい理由になります。
うちに来る相談は、足の踏み場もない部屋ばかりではありません。「一部屋だけ物が溜まってしまって」「引越し前に一気に減らしたい」「親が来るまでに何とかしたい」。そういう内容も普通にあります。
業者に相談するのは、最後まで我慢した人だけが使う手段ではありません。「一人でやるにはしんどい」「まず金額感だけ知りたい」。その段階で構いません。
相談したからといって、必ず依頼しなければいけないわけでもありません。
どのくらいの作業になりそうか、どのくらい費用がかかりそうかを知るだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。
「こんなことで頼んでいいのかな」と迷ったら、それはもう相談していい状態だと思ってください。
一人で抱え込まなくていい。「助けを求める」は逃げじゃない
業者に頼むことは、負けでも逃げでもないです。体調を崩した時に病院に行くのと同じで、状況に合った手段を使うだけのことです。
うちに「最後の手段でここに電話しました」と言ってくれる方がいます。「こんな状態を見せるのが恥ずかしくて、ずっと連絡できなかった」と。
でも、僕たちは部屋を見て責めるために行くわけではありません。どうすれば今の状態から安全に、早く、少しでも負担を減らして片付けられるかを見るために伺います。
片付けが終わった後のお客様の顔は、本当に晴れやかです。玄関を出る時の声や表情が、来た時とはまったく違うことも少なくありません。
オカタシでは、女性スタッフの対応、近所に知られにくい搬出の工夫、最短即日での対応、分割払いなど、相談しやすい体制を整えています。整理収納アドバイザーの派遣もできるので、片付けた後をどう保つかまで一緒に考えられます。
作業に立ち会うかどうかも、お客様に決めていただいています。実際には、立ち会わずに任せる方の方が多いです。
女性スタッフと一緒に進める「オカタシwith」は一緒に手を動かす形になりますが、それ以外は「その日は外に出ていたい」という方も、「見ていたい」という方も、どちらでも構いません。
まず相談だけでも構いません。LINEで状況を伝えてもらえれば、だいたいの金額感はお伝えできます。
「こんな状態でも頼めますか?」という確認だけでもいいので、一人で抱え込まずに気軽に声をかけてくださいね。