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汚部屋の片付けはどこから?手が止まらない順番を片付けのプロが解説
「よし、片付けよう!」とゴミ袋を広げたのに、部屋を見渡したらどこから片付ければいいのかわからなくて「また今度にしよう」と諦めてしまう。
汚部屋を前にすると、多くの人がこの「最初の一歩」で固まります。
汚部屋の片付けをどこから始めるかは、家全体なら玄関と廊下から、部屋だけならその部屋の状態によって変わります。これが基本です。
ただ、これまで1000件以上の片付けの現場を見てきて思うのは、本当に大事なのは「どの場所か」より「判断のいらないものから手をつける」ことなんですよね。
というのも、「玄関から始めましょう」と言われて玄関に行っても、そこで同じように手が止まる人がほとんどだからです。
汚部屋の片付けで動けなくなる本当の理由は、場所ではありません。
この記事では、オカタシ代表の中島が、汚部屋の片付けで手が止まらない順番を、現場でやっているそのままの形でお伝えします。
目次
汚部屋の片付け、どこから始めるのが正解?
汚部屋の片付けは、部屋の状態で始める場所が変わります。
家全体が散らかっているなら玄関と廊下から、一部屋だけが汚部屋ならその部屋の状態に合わせて。
まずはこの考え方を押さえておけば大丈夫です。
その前に、ひとつだけ肩の力を抜いてほしいことがあります。
汚部屋の片付けは、今日中に全部やらなくていいんです。 手が止まる人の多くは、無意識のうちに「この部屋全部を一気になんとかしなきゃ」と思っています。部屋全体の量に押しつぶされて、最初の一歩が出なくなる。
でも実際は、今日は玄関だけ、次の休みに一部屋だけ、と分けて進めて構いません。
片付けは、始めさえすれば必ず前に進みます。
大事なのは「全部やる」ことより「止まらずに進める」ことです。
家全体が汚部屋なら、まず玄関と廊下から
家じゅうが散らかっていて足の踏み場がない汚部屋は、玄関と廊下から手をつけてください。
現場でも、家全体が汚部屋のときは玄関・廊下からが基本です。
理由は単純で、ゴミを運び出す道と、ゴミを一時的に置く場所を先に作るためです。
家全体が汚部屋だと、出てくるゴミの量がとにかく多い。
運び出す通り道がふさがっていると、せっかく袋に詰めても外に出せず、部屋の中にゴミ袋が積み上がっていくだけになります。
玄関と廊下が片付いて動線が通ると、あとの作業のスピードが目に見えて変わります。
逆に奥の部屋から始めてしまうと、片付けたゴミを玄関まで運ぶたびに、散らかった廊下を通ることになる。これがけっこう体力を削るんですよね。
だからまずは、外に向かう道を一本通す。これが家全体が汚部屋のときの最初の一手です。
もし玄関の外にも物を直置きしているなら、外を片付けてから玄関に取りかかってください。
部屋の片付けは、部屋の状態でどこからやるかが変わる
玄関と廊下が片付いたら、いよいよ部屋の片付けに進みます。
もともと玄関や廊下は散らかっていない、という方も、ここからが本番です。
部屋の中は、その状態を見て始める場所を決めてください。
同じ汚部屋でも、ゴミの散らかり方によって正解が違うからです。
床全体にゴミが散らばっているなら、床から。
足の踏み場がないくらい床にものが広がっている部屋は、まず床の上を空けるのが先です。
床が見えてくると、それだけで「片付いてきた」という実感が出て、手が動きやすくなります。
床にゴミはないけれど、机や棚の上に物が積み上がっているなら、その平面から。
本来は物を置く場所ではない机の上、椅子の上、棚の上にものが積まれている部屋は、そこから手をつけると印象が一気に変わります。
どちらの場合も共通するコツが、小さなスペースに区切って進めることです。
「この部屋全部」と考えると気が遠くなりますが、「まずは机の右半分だけ」と区切れば手が出ます。
片付けることに慣れて、小さな達成感が積み重なると、自然と次のスペースに向かえるようになります。
ここで気をつけたいのが、いきなりクローゼットや引き出しの中から始めないこと。
収納の中を出すと、出したものを置く場所が床しかなくて、かえって部屋が散らかります。
先に床と平面を空けて「ものを置けるスペース」を作ってから、収納の中に進む。この順番だと手戻りがありません。
でも、片付けで本当に手が止まるのは「場所」じゃない
ここまで「どこから」の話をしてきましたが、汚部屋の片付けで本当に手が止まる原因は、実は場所ではありません。
手に取ったものを「これ、捨てていいのかな」と考えた瞬間です。
現場でお客様の片付けに立ち会っていても、いちばん手が止まるのはこのタイミングです。
「まだ使うかもしれない」と思った瞬間に、判断がつかなくなって動けなくなる。これが本当に多いんです。
考えてみると当たり前で、床に転がった空きペットボトルは誰でも迷わず捨てられます。
でも、その隣にある「いつか読もうと思っていた本」「高かったけど着ていない服」「思い出のあるもの」になると、急に手が止まる。
汚部屋が片付かないのは、片付ける気がないからでも、場所がわからないからでもなくて、この「捨てるか残すかの判断」が一個ずつのしかかってくるからなんですよね。
だから「玄関から」と言われて玄関に移動しても、そこで同じ壁にぶつかります。
場所を変えただけで、判断の難しさは何も減っていないからです。
汚部屋の片付けでつまずかないために本当に必要なのは、この判断をどう減らすかという視点です。
だから、最初は「考えなくていいもの」だけ拾っていく
汚部屋の片付けは、最初に「判断のいらないもの」だけを拾うところから始めてください。
現場でも、床から順番に、というより、明らかにいらないもの・考えなくていいものからどんどん進めていきます。
これがいちばん手が止まらないやり方です。
具体的には、こういうものです。
- 空きペットボトル、空き缶、空き容器
- 食べ終わったあとの包装やパッケージ
- 明らかなゴミだとひと目でわかるもの
これらは「捨てるか残すか」を考える必要がありません。だから手が止まらない。
まずはこの「迷わないゴミ」だけを、部屋じゅうから集めるイメージでどんどん袋に入れていきます。
不思議なもので、明らかなゴミを拾うだけでも、床や平面がかなり見えてきます。
部屋が少し片付くと「あ、進んでる」という感覚が出て、手が動きやすくなる。
判断が必要なものに向き合うのは、この勢いがついてからで十分です。
「捨てられない」で固まったときに思い出してほしいこと
迷わないゴミを拾い終えたら、いよいよ「いるもの・いらないもの」の仕分けに入ります。
ここで手が止まったときのために、判断を楽にするコツをお伝えしておきます。
お客様の片付けに立ち会うとき、実際に声をかけている内容です。
ひとつは、1年以内に使っていないものは、これからも使わない可能性が高いということ。
「いつか使うかも」のいつかは、なかなか来ません。1年という線を引くだけで、判断がぐっと早くなります。
次に、同じ用途のものがいくつもあるときは、「捨てるもの」を選ぼうとしないこと。
たとえばボールペンが10本あったとして、「どれを捨てるか」で考えると一本ずつ手に取って悩むことになります。
そうではなく、「いつも使っているお気に入りの数本」を先に決める。よく使うものは、人はだいたい即答できます。お気に入りを確保したら、残りは思い切って手放す。
「捨てるものを選ぶ」のではなく「残すものを先に取る」と考えるだけで、ぐっと楽になります。
それでも迷うものは、無理に決めなくて大丈夫です。迷ったら、ひとまず保留の箱に入れておく。
判断を後回しにして、作業そのものを止めないことのほうが大事です。
保留のものは、片付けが一段落してから改めて見直せば、案外あっさり決められたりします。
「捨てられない自分はだらしない」と思う必要はありません。
迷うのは、それだけ一つ一つを大事にしている証拠でもあります。焦らず、一つずつで大丈夫です。
いるものだけ残せたら、あとは収納にしまって、ホコリを払って掃除をすれば完成です。
収納はつめこまず、よく使うものから取り出しやすい位置に。
長く物に隠れていた床はホコリが溜まっているので、最後に掃除機と水拭きまでできると、空気まで変わります。
仕分けで出た大量のゴミ、捨て方には注意が必要
汚部屋を片付けると、想像以上の量のゴミが出ます。
ここで最後の壁になるのが「この大量のゴミ、どうやって捨てるか」です。
実は、ここが自力での片付けでいちばん大変なところでもあります。
まず気をつけてほしいのが、いつものゴミ捨て場に、一度に大量のゴミを出すのはルール違反になることが多いという点です。
普段の家庭ゴミの感覚で何十袋も出すと、回収してもらえなかったり、近隣とのトラブルになったりします。
一度に出せる量や、指定の袋が必要かどうかは自治体によって違うので、量が多くなりそうなら、先に自治体のホームページか電話で確認しておくと安心です。
一人では難しいと感じたら、無理しなくていい
ここまで読んで、「順番はわかったけど、やっぱり一人だと厳しそうだ」と感じた方もいると思います。
その感覚は、正しいです。汚部屋の量や状態によっては、一人で抱えるには大きすぎることが本当にあります。
オカタシでお客様の片付けに立ち会うとき、うちのスタッフはいつも「一つ一つ、一緒に確認していきましょう」「焦らなくていいですよ」とお伝えしています。
さっきの「捨てるか残すか」の判断も、隣に一緒に考える人がいるだけで、驚くほど進みます。
一人だと一時間動けなかった人が、立ち会いだとどんどん手が動く。これは何度も見てきました。
オカタシは、こういう片付けに対応しています。
- 女性スタッフの対応が可能なので、男性に部屋を見られるのに抵抗がある方も安心です
- 近所に知られないよう、車や作業の進め方に配慮できます
- 一緒に手を動かしながら片付けることも、すべてお任せいただくこともできます
「こんな状態、人に見せられない」と思っている方ほど、相談のハードルが高いことはわかっています。
だからこそ、まずは写真を一枚送るだけでも構いません。
LINEで部屋の写真を送っていただければ、だいたいの費用感をお答えできます。
いきなり電話で話すのが気が重ければ、文字でのやりとりだけでも大丈夫です。
片付けられずに一人で抱え込んでいる状態から、一歩だけ踏み出してみてください。