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ゴミ屋敷の遺品整理は難しい!進め方と注意点を徹底解説

お役立ち情報 2025.07.17

「遺品整理をしなきゃ…でも、実家がゴミ屋敷状態で、どこから手をつけたらいいのかわからない」
そんなお悩みを抱えている方、意外と多いのではないでしょうか。

私もこれまで、同じようなご相談を何度も受けてきました。
ご家族の思い出が詰まったお部屋。だけど足の踏み場もないほど散らかっていて、気持ちも体も追いつかない…。
無理もありません。遺品整理とゴミ屋敷の片付け、両方を同時にやるのは本当に大変です。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷の遺品整理をする際の流れや注意点をわかりやすくお伝えします。
少しでも心の負担が軽くなって、「やってみよう」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

ゴミ屋敷の遺品整理が「普通の遺品整理」と違う理由

ゴミ屋敷の遺品整理は、通常の遺品整理とはまったく別物です。
物の量や環境の問題、心の負担も大きく、想像以上に大変な作業になることがあります。
ここでは、具体的に何が違うのかをお伝えします。

ゴミや物が多すぎて作業が進まない

普通の遺品整理であれば、ある程度整理された空間の中で仕分け作業ができますが、ゴミ屋敷の場合はまず“足場”を作るところから始めないといけません。
足の踏み場もないほど物が積み上がっていると、ひとつ動かすだけで別の場所が崩れたり、奥に進めなかったり…。
「片付けよう」と思っても、その第一歩が踏み出せずに何年も放置されてしまう方も多いです。
ご家族だけで手をつけようとすると、途方に暮れてしまうのも無理はありません。

貴重品や思い出の品の仕分けが困難

ゴミ屋敷の遺品整理でいちばん神経を使うのが、貴重品や思い出の品の捜索です。
「アルバム、どこかにあると思うんですけど…見つけられなくて」 作業前にそうおっしゃったご家族の方が、片付けの終盤、私たちが見つけた写真を見て涙ぐんでいたのを、今でも覚えています。

ゴミ屋敷になってしまったお部屋では、大切なものがどこにあるのかわからなくなっていることが本当に多いです。
宝石がレジ袋の中に埋もれていたり、古い日記帳がゴミの下から出てきたこともありました。
捨ててしまうと二度と戻ってこないので、仕分け作業は慎重に進める必要があります。

ニオイ・害虫・カビなど衛生面の問題

遺品整理をしようと扉を開けた瞬間、「これは自分たちじゃ無理だ」と断念される方も多いです。 
その理由のひとつが、強烈なニオイや、ハエ・ゴキブリといった害虫、カビの繁殖です。
特に食品ゴミが混ざっていたり、水回りに不具合があると、ニオイも虫の発生もひどくなります。

私自身、防護マスクと厚手の手袋が欠かせない現場をいくつも経験しています。
こうした環境では、ただの片付け作業ではなく“衛生対策”も必要です。
専門の薬剤や装備がなければ、体調を崩してしまうリスクもあります。

ご近所トラブルになる可能性

ゴミ屋敷の遺品整理では、ニオイや害虫、見た目の問題が近所からのクレームに発展することも少なくありません。
特に片付けの際、外にゴミを一時的に出すだけでも、「何をしているのか」と不安に思われてしまうことがあります。
そのため、時間帯の配慮やご近所への簡単な挨拶など、トラブルを防ぐための対応が必要です。

ゴミ屋敷の遺品整理はどう進めればいい?

いざ遺品整理を始めようと思っても、「どこから手をつけたらいいのか分からない」と悩まれる方が多いです。
ここでは、自力で進めるか業者に依頼するかの判断ポイントと、それぞれの進め方の流れをわかりやすくご紹介します。

自力で片付けるか業者に依頼するかの判断基準

「自分でやってみようかな…でもちょっと無理かも」 そんなふうに迷っている方も多いのではないでしょうか。
ひとつの目安は、ゴミが膝丈以上まで積もっているかどうか。
そこまでの状態になると、ゴミの移動や処分だけでもかなりの重労働になります。

また、人手や片付けの時間が確保できない方、遠方に住んでいて何度も通うのが難しい方は、無理せず業者に頼むのが現実的です。
「自分でやる」にこだわりすぎて、体調を崩したり心が折れてしまう前に、プロの手を借りることも大切です。

自力で片付ける場合の流れ

自力でゴミ屋敷の遺品整理を進めるには、まず人手とスケジュールの確保から。
できれば1人ではなく、信頼できる家族や友人に手伝ってもらえると安心です。

次に、地域のゴミの出し方や回収ルールを確認しましょう。
大量にある場合は、清掃センターへの持ち込みや粗大ゴミの予約も必要になります。
それから、軍手・マスク・ゴミ袋・掃除用具などの準備をして、作業スタート。

流れとしては、

  1. 不用品と貴重品・思い出の品の仕分け
  2. 不要な物をまとめて処分
  3. 最後にお部屋の清掃

という順で進めていきます。
より詳しい手順は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【プロのノウハウを大公開】ゴミ屋敷を自力で片付ける方法

業者に依頼する場合の流れ

「やっぱりプロにお願いしたい」 そう思った方は、まず自分の条件に合いそうな業者を何社かピックアップしましょう。

たとえば、

  • 片付けと同時に買取もできるか
  • 近所に配慮して作業してくれるか
  • 分割払いが可能か

など、自分の希望を整理しておくと探しやすくなります。

そのうえで、2〜3社に見積もりを依頼。現地で部屋を見てもらい、作業内容や金額を確認してから、納得できる業者と契約しましょう。
作業当日はスタッフが来て片付けを進め、完了後に仕上がりを確認してから支払いを行うのが一般的な流れです。

「でも、どんな業者を選べばいいの?」と迷う方も多いので、業者選びのコツは後ほど詳しくご紹介しますね。

ゴミ屋敷の遺品整理をする際の注意点

トラブルや後悔を防ぐために、事前に知っておきたい注意点を紹介します。

遺品整理で捨ててはいけない物を確認しておく

「あれ、何の書類かわからないから捨てちゃったけど…実は大事なものだったかも」と、 あとから不安になってしまうこと、意外と多いんです。
ゴミ屋敷の遺品整理では、大切なものがゴミに紛れてしまいやすく、知らずに処分してしまうリスクが高くなります。

特に注意したいのが以下のようなものです

  • 遺言書
  • 現金
  • 通帳、キャッシュカード、印鑑
  • 権利書、契約書、有価証券、保険証券
  • 身分証明書、カード類
  • 返却の必要があるもの
  • 鍵類
  • 思い出の品

捨ててしまってからでは取り返しがつきません。

「よくわからないけど大事かもしれない」と感じた物は、念のため一時保管して、あとで家族と一緒に確認するのがおすすめです。

他の相続人に了承を得る

「勝手に片付けて怒られました…」というケース、実は少なくありません。
たとえ善意で始めた片付けでも、他の相続人がいる場合は必ず事前に話し合い、了承を得てから進めることが大切です。
中には、「自分も見ておきたかった」「あの品は取っておいてほしかった」と後から揉めてしまうことも。
感情が絡みやすい場面だからこそ、焦らず、丁寧に気持ちを確認し合って進めましょう。

個人情報の流出に注意する

遺品の中には、住所、電話番号、口座番号など、”個人情報が書かれたもの”がたくさん含まれています。 
それらが不用意に処分されてしまうと、情報漏洩やトラブルの原因になることも…。
ゴミと一緒にシュレッダーにかけたり、しっかり破いてから廃棄するようにしましょう。
業者に頼む場合も、「個人情報の取り扱いについて丁寧に説明してくれるか」は信頼できるかどうかの大事な判断ポイントです。

一人で抱え込まない、無理をしない

「全部自分でやらなきゃって思ってたけど、限界でした…」 そう打ち明けてくださる方、たくさんいらっしゃいます。
大切な人を失った直後は、心も体も疲れている状態。
そんな中でゴミ屋敷の片付けや遺品整理を一人で抱え込むのは、あまりにも大きな負担です。
無理をして体調を崩す前に、誰かに頼ることを考えてみてください。

ゴミ屋敷の遺品整理をする際の業者の選び方

「どの業者に頼んだらいいのかわからない…」 これは本当に多くの方がぶつかる壁です。
金額だけで選んでしまうと、後から後悔してしまうケースも少なくありません。
ここでは、後悔しないための業者選びのポイントをわかりやすくご紹介します。

遺品整理とゴミ屋敷清掃どちらの経験も豊富

遺品整理とゴミ屋敷の片付け、どちらの経験も豊富な業者を選ぶのがおすすめです。 
遺品整理は“思いを大切に扱う仕事”、一方でゴミ屋敷清掃は“体力と判断力が求められる現場”。
それぞれに必要なスキルや心構えが違います。

遺品整理のみの業者だと、ゴミ屋敷の片付けには慣れていないため、作業時間が長くなったり、ゴミの処分に手間取ったりするかもしれません。
逆にゴミ屋敷清掃のみの業者だと、遺品整理に慣れていないので大切な物を処分されてしまうリスクが高くなります。

どちらも豊富な経験がある業者なら、
「形見を探しながら、ゴミもスピーディーに片付けてほしい」
「貴重品の見落としが心配だから、丁寧に仕分けしてほしい」
そんな要望にも、柔軟かつ丁寧に対応してくれます。

希望の条件に合うかどうか

以下のような希望がある場合は、対応可能かどうかホームページ等で事前に確認しておきましょう。

  • 作業時の立ち会いなしを希望
  • 遺品の買取を希望
  • 遺品の供養もしたい
  • 分割払い希望

など。

会社概要を確認する

「住所も代表者名も書いてない…なんとなく不安」 そんな業者、意外と多いんです。
信頼できる業者は、所在地や代表者名、連絡先などの情報をしっかり明記しています。
また、古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可など、必要な許可を持っているかも要チェック。できれば、遺品整理士の資格も持っている業者にしましょう。
代表者やスタッフの写真が載っているとより安心です。

実例紹介や口コミをチェック

「本当にここに頼んで大丈夫かな?」と迷ったときは、”過去の実績やお客様の声”を見てみましょう。
ホームページやブログで作業実例を載せている業者は、自分たちの仕事に自信を持っている証拠です。
「こんなにひどい状態でも、ここまできれいになったんだ!」と実例を見て安心される方も多いです。

また、Googleの口コミも重要な判断材料になります。
点数だけでなく、内容をよく読んで「対応が丁寧だった」「作業がスムーズだった」など具体的に書かれているかをチェックしてみてください。

問い合わせ時や見積もり時の対応も判断材料にする

最初の問い合わせや見積もり対応は、その業者の「人柄」が見える瞬間です。
不安なことや細かい希望を相談したとき、親身に聞いてくれるかどうか、わかりやすく説明してくれるかなどを見ておきましょう。
見積もり内容が曖昧だったり、「今すぐ契約すれば安くなる」と急かしてくる業者には要注意。
きちんと話を聞き、納得いくまで説明してくれるところを選ぶのが安心です。

ゴミ屋敷の遺品整理を業者に依頼する場合の費用相場

部屋の広さやゴミの量によって料金は異なりますが、目安は以下の通りです。

間取り 料金相場(目安)
1R・1K:30,000〜100,000円
1LDK:50,000〜200,000円
2LDK:100,000〜300,000円
3LDK:150,000〜400,000円
4LDK:200,000円〜

費用は状況によって大幅に変わってくるため、複数の業者から見積もりを取ることで相場感がわかります。

ゴミ屋敷の遺品整理でお困りの方はオカタシ!にご相談ください

「どこから手をつけていいのか分からない…」「遠方で立ち会えない…」
そんなお悩みを抱えている方も、ご安心ください。 

オカタシ!はゴミ屋敷清掃と遺品整理、どちらの経験も豊富なプロの片付け業者です。
スタッフ全員が遺品整理士の資格を取得しており、大切な品を見落とすことがないよう、丁寧に作業を行っています。

通帳や印鑑、重要書類など「捨ててはいけない物」はゴミとは分けて保管。
写真や手紙などの思い出の品も別にして、後でしっかりとお渡ししています。
「探している物がある」とご相談いただければ、ご指定の品の探索も可能です。

また、相続や不動産のお悩みがある場合は、税理士や不動産会社とも連携してトータルでサポートいたします。

「遠方に住んでいて立ち会えない」という方も、鍵をお預かりしての作業が可能です。

お支払いは分割払いもできますので、「手元にまとまったお金がない!」という場合でもすぐに片付けることができます。

<オカタシの特徴>
✅ Googleの口コミ☆4.9の高評価
✅ 少数精鋭のプロ集団
✅ 見積もり後の追加料金なし
✅ 女性スタッフ対応可能
✅ 近所バレ対策可能
✅ 立ち会いなしでの作業可能
✅ 買取に強い
✅ 分割払い可能

対応エリアは関東全域(東京・埼玉・千葉・神奈川・群馬・茨城・栃木)です。

どんなお部屋でも、どんなお悩みでも、まずは一度ご相談ください。
オカタシ!が、あなたの心に寄り添いながら、片付けのお手伝いをさせていただきます。

ゴミ屋敷の遺品整理Q&A

ゴミ屋敷の遺品整理に関してよくある質問にお答えします。

いつまでに片付ければいい?

法律上、遺品整理に「〇日以内に片付けないといけない」といった明確な期限はありません。 
ただし、賃貸物件の場合は退去日や契約の関係で、できるだけ早く片付けが必要になることがあります。 
また、持ち家であってもご近所からの苦情や、相続手続きのための準備として早めに動いたほうが安心です。
実際、「落ち着いてから片付けよう」と思っていたけど、思った以上に時間がかかってしまった…というケースも多いので、可能であれば早めに計画を立てるのがおすすめです。

ゴミ屋敷だった家でも売却できる?

はい、売却は可能です。 実際に、ゴミが残ったままの状態で不動産会社に買取ってもらうケースもあります。
ただし、汚れやゴミがあると買い手が見つかりにくかったり、価格が大きく下がってしまう可能性もあるため、片付けてから売却するほうが有利なことも多いです。
オカタシ!では、提携の不動産会社と連携して、清掃から売却までトータルでサポートも可能ですので、ぜひご相談ください。

相続放棄した場合は片付けなくていい?

相続放棄をすれば、その人には法律上の「財産の所有権」や「片付け義務」はなくなります。 
とはいえ、放棄しても近所からの苦情が来てしまったり、管理責任を問われたりするケースもあるため、完全に「何もしなくていい」とは言い切れないのが現実です。
また、少しでも片付けてしまうと「相続を受けた」と見なされる可能性もあるので注意が必要です。
心配な方は、事前に弁護士や専門家に相談したうえで片付けの方針を決めるのがおすすめです。

片付け費用は誰が出すべき?

基本的には、相続人が遺産の中から費用を出すことになります。
遺産が現金や預貯金で残っていれば、そこから支払うケースが多いです。
ただ、遺産が少なかったり、相続人が複数いる場合には、「誰がどのくらい負担するか」で揉めてしまうことも…。
そうなる前に、事前に家族で話し合い、合意をとってから依頼するのがトラブルを避けるコツです。

まとめ

ゴミ屋敷の遺品整理は、心にも体にも負担の大きい作業です。
片付けの手順だけでなく、相続やご家族との関係、近隣への配慮など、想像以上に気を使う場面も多くあります。

「やらなきゃ」と気持ちばかりが焦ってしまう方も多いですが、大切なのは無理をせず、必要なときに誰かを頼ること。
自分たちでできること、プロに任せた方がいいことを見極めながら、少しずつ前に進めば大丈夫です。

私たちオカタシ!は、ゴミ屋敷清掃と遺品整理の両方に精通したプロとして、ご家族の気持ちに寄り添いながら丁寧にサポートしています。

どんな状況でも、「大丈夫ですよ、一緒に解決していきましょう」とお伝えしたいです。
お悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

中島 健太 株式会社ウルタロウ 代表取締役

ここにプロフィールを入力して下さい。

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